コラム

【Q&A特集】神谷ファンドマネージャーが語る「さいこう」の真髄

ファンド

今週11月21日(金)より、いよいよ新ファンドマネージャー・神谷が担当する「fundnote TOB企業価値ジャッジファンド(愛称:匠のファンド さいこう)」の運用がスタートいたします。

本記事では、 

  • ファンドの設計に込めた想い 
  • 投資先企業を見極める基準 
  • 今後のマーケット展望 

などについて、ファンドマネージャー神谷悠介が皆さまから寄せられたご質問にQ&A形式でお答えします。 
ぜひこの機会に、「匠のファンド さいこう」に込めた想いをご覧ください。 


Q1. 神谷さんの得意・不得手な業種について教えてください。 
A. 特に業種による得手・不得手はありません。 
アナリストとして幅広い銘柄を取材し、ほぼすべてのセクターで決算直前の企業ミーティングを重ねてきました。 
その知見を基に、リターンの源泉があると判断すれば業種を問わず投資します。 
一方で、戦略ごとに自然と偏りが生じる傾向もあります。 
たとえば、TOBジャッジ戦略では親子上場の子会社が多いITソフトウェアセクターの比重が高まりやすく、企業価値ジャッジ戦略では、決算後の一時的な下振れから株価が戻る銘柄群に一定のウェイトを置く想定です。 

Q2. TOBの対象をどのように見極めるのですか? 
A. 親子上場の場合は、親会社が子会社をどのように位置づけているか、どの程度の役員派遣があるかなどを中期経営計画を基に企業と議論し、「取り込む対象か」「売却を検討しているか」を探ります。 
一方で、親子上場以外の場合は、創業家との関係性や年齢、買収ニーズの有無なども分析します。 
特に決算発表のタイミングは、新たな情報が開示される時期にあたるため、TOB発表の兆しを注視しています。 

Q3. 他社のTOB関連ファンドとの違いは? 
A. 当ファンドは、厳選した10〜15銘柄に集中投資しています。 
1銘柄あたりの調査精度とリターンの厚みを重視しています。 
また、TOBが発生しなくても年率10%程度の成長が見込める銘柄を選定している点も特徴です。

Q4. 「企業の本源的価値」についての考え方を教えてください。 
A. 理想的な「本源的企業価値」の考え方とは、 
たとえば―― 
「この会社が今後どのように業績を伸ばし、どれくらいのキャッシュフローを生み出し、 
どれほど配当を出していくのかを想定する。 
そこから長期的にあるべき時価総額や適正株価を導き出し、 
もし今の株価がその水準より低ければ“割安”と判断して買い続ける」――といったものです。 
とても理論的で、学術的には正しい考え方だと思います。 
ただ現実の世界では、為替の動きや競争環境の変化など、 
さまざまな要因によって企業の本源的価値そのものも上下に揺れ動きます。 
当方では、投資期間を平均3ヶ月と短くすることで外部環境の変化を一定程度中立化し、 
決算等で大きく株価反応があった前後で本源的企業価値に変化があったか否かを見極めます。 
理論よりも実践を重視し、決算前の株価水準を基準としたうえで、 
ファンダメンタルズの変化を捉え、過剰反応によるミスプライシングをリターンの源泉としています。 

Q5. 「さいこう」のレポートや情報開示、発信はどのようになりますか?特に受益者向けのスタンスを教えてください。 
A. 情報開示については現在検討中です。 
TOBジャッジ部分については、仮にファンドサイズが大きくなった場合、 
銘柄開示が当方の運用に支障をきたすケース(たとえば、特定銘柄が先回り買いされるなど)も考えられます。 
そのため、運用に支障がない範囲での開示を行う方針です。 
一方、企業価値ジャッジについては比較的詳細な説明を行う予定です。 
どのような分析を行いエントリーしたか、何をカタリストとして待っているかなどを、月次でご報告する予定です。 
詳細はファンド立ち上げ後に明らかにし、受益者の皆さまのご意見も踏まえながら内容を充実させていきたいと考えています。 

Q6. 神谷ファンドマネージャーの一日密着が見たいです。 
A. ぜひこちらよりご覧ください! 
▶ 【リアル密着】機関投資家歴20年超のアクティブファンドマネージャーの1日 

Q7. 決算のオーバーシュートや過剰に売られた銘柄の乖離を取りに行くとのことですが、PTSでの売買も検討されていますか? 
A. 現時点ではPTSは使用しません。 
機関投資家が取りに行くほどの流動性が供給されていないため、 
PTSが使用できる証券会社の口座開設は行いません。 
将来的にPTSなど夜間取引でも東証に近い流動性が担保されるようになれば、 
その活用も検討していきます。 

Q8.空売りする場合はどんなケースですか? 
A. 一時的な要因で大きく上昇しただけで、本源的価値以上に買われた銘柄は、いずれ元の水準に戻りやすいと考えています。 
そのため、モメンタムで買われている銘柄(半導体・AI・データセンター関連など)を除き、明確な理由もなく急騰した銘柄に対しては、信用取引での売りを行う方針です。 

Q9. 申し込みはどこでできますか? 
A. 本商品は当社(fundnote株式会社)でのみお買い付けいただけます。 
ぜひお問い合わせください。 

Q10. いくらから買い付け可能ですか? 
A. 100万円以上1円単位で、毎営業日購入のお申し込みが可能です。 


本記事を通じて「匠のファンド さいこう」への理解を深めていただけましたでしょうか。 
今後ともfundnoteをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。


会社名:     fundnote株式会社 
設立:      2021年8月 
代表取締役社長: 渡辺克真 
資本金:     1億円 
事業内容:    ・投資運用業・第二種金融商品取引業 
         ・適格機関投資家等特例業務 
         ・関東財務局(金商)第3413号 
         ・一般社団法人 投資信託協会 加入 

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金融商品等について説明等をすることがありますが売買の推奨等を目的としたものではありません。金融商品の案内や説明等はあくまでお客様ご自身のご判断頂くための情報提供目的であり、金融商品の購入等を推奨するものでもありません。 

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