コラム

地元長野を飛び出して―未経験から金融業界にキャリアチェンジ【fundnote井口杏純】

社員紹介

地元長野で医療事務として働いていた「井口杏純 ーいぐち あずみー」が、
人生の転機を経て東京の金融スタートアップ・fundnoteへ。金融業界は未経験ながら、fundnote初の女性社員としてミドルバックを担い、いまや会社を縁の下から支える欠かせない存在となっている。

彼女が歩んできた道のりと、これから見据える未来。今だからこそ伝えられる「上京を悩んでいた過去の自分へのメッセージ」とは――。

―――出身地や大学進学までの経歴を教えてください

出身は長野県飯田市です。
保育園の頃からピアノを始め、小学生のときに友人に誘われてミニバスケットボールを始めました。中学生からは、ピアノとの両立を諦めてバスケットボールに専念することにしました。それから社会人になるまで、バスケットボールが常に私の人生の一部でした。ピアノもバスケットボールも、保育園からの友人と共に長きにわたり取り組んできており、改めて誘ってくれた友人に感謝しています。

高校は、家から近く制服が可愛いことを理由に選びました。商業科だったので、当時は検定のために放課後の補習に参加し、無事に日商簿記2級に合格しました。この高校は普通科がなく、専門科のみで構成されているため、就職を選ぶ生徒が多い学校でした。しかし、私は進路を決める際に、やりたいことや気になる職業が多すぎて一つに絞れずにいたため、担任の先生でありバスケ部の顧問でもある先生が、幅広い分野を学べる短大を勧めてくださり、最終的に愛知の短期大学に進学することを決めました。

ちなみにですが、保育園から高校まで、自宅から徒歩15分圏内で通えたことが密かな自慢です。

強い相手の時こそ試合が楽しかった。「ピンチはチャンス」精神はバスケで鍛えられた

―――学校生活での一番の思い出は何ですか?

中学2年生の3学期に担任の先生より「学級長」をやってみようかと話を持ち掛けられました。当時、学級長が女の子であることは珍しく、人前に出ることが苦手だった私は、何故先生が私に重要な中学最後の年の学級長になることを持ち掛けてきたか分かりませんでした。

今では曖昧な記憶ですが、学級長に立候補した際にクラスメイトがとてもビックリしていたと思います。ですが、クラスメイトは私の前向きな姿勢を受け入れてくれ、中学2年生3学期から卒業まで学級長としての役目を担うことになりました。時には学年主任の先生から代表として注意を受け、また学校行事では全体を統率し盛り上げ役に徹しました。
辛いことも多々ありましたが、その度に担任の先生と話し合いを重ね乗り越えてきた気がします。卒業式の日、最後の学活でクラスメイトや担任の先生から感謝の言葉をいただきました。その際、「学級長があなたで良かった」と言ってくれ、男子生徒まで涙を流している姿を見て、私も涙が止まりませんでした。 改めて振り返ると人生のターニングポイントだったなと思います。

―――大学ではどんなことをしていましたか?

先に述べました通り、多種多様な分野を学べる短大・学科に進学したため、選択した講義は商業科の高校出身を活かしたパソコン技術から、スポーツ分野、後に繋がるメディカル分野、さらには美容分野までと統一性のないものでした。国家資格などを取得できるわけではなく、深く学べる時間もないため何かに特化するほど誇れるものは習得できなかったと思っています。

その中でサークル活動やアルバイトがとても楽しくて勉強より社会生活(一人暮らし含む)を学んだと感じています。アルバイトは週6程度で、卒業単位取得後はコンタクトレンズ販売店とピザ屋さんを掛け持ちで働いておりました。廃棄になってしまうピザを食べ過ぎたせいで、この頃は人生で一番体重がありました。コンタクトレンズ販売店のメンバーとは仕事終わりや休日に遊びに出かけるほど、親しくさせていただいており、仕事がとても楽しかったです。

―――新卒ではどこに就職をされましたか?
また、その道を選んだ経緯を教えてください。

就職先に選んだのは病院の医療事務でした。長野の地元に残っている友人が多く、地元で就職をすることは以前から決めていたことでした。
大学でメディカル分野の講義を受講していたこともあり、興味や知識があったこと、今後の人生においてプラスになると思ったため医療事務を希望しました。就職先の病院は保健・医療・福祉の三位一体を基本理念としており、救急や輪番(休日の当番医)の際の患者受け入れ、地域密着型のため診療所を3か所に構え、健診センターや介護施設も併設しておりました。

8年間、医療事務として従事しましたが改めて健康でいることは何よりも大切だなと実感しております。ここで学んだ医療の知識は私の財産とも言えます。医療は日々変化があり、新しい技術が増え続けておりますが、やはりコロナ禍での業務はとても大変だったと今でも感じます。

―――井口さんは地元のこと、お好きですか?
ぜひ、地元のアピールポイントを教えてください

地元大好きです!
地元を離れて一番最初に感じたことは、やはり田舎は水と空気が美味しいです。長野県は授業でスキー教室や登山、林間学習もあるほど山に囲まれておりますので、そういった自然豊かな環境がある素敵な場所です。日本一綺麗な星空が見れることで有名なスポットも長野にあります。

実は、私の「杏純 あずみ」という名前の由来は長野の地名でして、安曇野(あづみの)市からきています。両親ともに山が好きで父がスキー検定1級保持者なのもあり、スキー場デビューは生後数か月の時でした。家族揃って、登山マラソンに参加したこともあります。運動好きの父と弟にとっては最高の環境だったのだと思いますが、母と私は嫌々マラソンに参加しました。地元の駅伝大会や校内のマラソン大会、高校でも競歩大会など走りたくないのに、ひたすら走らされておりました。これは長野県だけでしょうか?

―――東京に上京しようと思い立ったのはなぜでしょうか?

「友人の夢の応援と、自分の人生を変えたかったからです。」
全く別の業界で働いている友人から東京で叶えたい夢を聞いた時、素直に凄いなと思い、同時にどこか羨ましく思ったことを覚えています。その友人に背中を押されて、一緒に東京に出る決意をしました。地元は大好きですが、自分の成長や今後の人生においてプラスになることや変化が見込めないことを年齢を重ねるにつれて実感し始めたのがきっかけです。
その理由は自分の知識が不十分なことや、置かれている世界が狭いことが原因であると考えました。もう一度地元を離れて、成長して帰ってくることが必要だと思いました。20代のうちならまだ間に合うと、友人と話をしてから半年以内で上京しました。

共に切磋琢磨し日々頑張っている友人とお互い支え合いの日々ですが、「東京に来て良かったなと」今は感じております。そんな友人に沢山の「ありがとう」を伝えたいです。そして何より、不安や言いたいことも沢山あったと思いますが、ただ「頑張れよ」とそっと送り出してくれた両親には今も沢山の愛情を感じており、面と向かっては言えないのでこの場をお借りして「いつも本当にありがとう。私の自慢です。」と伝えたいです。

沢山の感謝を胸に大都会の東京へ。

―――医療業界とは全く異なるfundnoteに入社のきっかけはいったい!?

転職活動を始めた時期に、fundnoteで派遣社員として働く地元の先輩にご紹介いただきました。まずどんな会社なのかHPを見た際に「命の次に大事なお金」という文章に目が止まりました。医療機関で働いて命の大切さを実感していたわけですが、その命をどう使うかという点でfundnoteの使命と繋がっているんだ!と感じたのがきっかけです。全く異なる業界であることは確かですが、命もお金も大切ですので、この業界への転職も病院へ就職を希望した時と同じく、今後の人生にプラスになると思いました。

―――未経験からの金融業界への挑戦は、勇気がいりませんでしたか?

金融業界に対して知識が乏しかったのもあり、興味や期待の方が大きかったです。何より2回目の人生のターニングポイントになるのではと強く感じています!

―――現在の業務内容や役割、そのやりがい教えてください

業務管理部に所属しております。経理や総務、投信オペレーションが基本的な日々の業務になります。ミドルバックといわれるくらいなので、表に出ることは少ないですが縁の下の力持ちとして会社のために尽力したいです。医療事務時代は、直接患者様から感謝されることがやりがいを感じる瞬間でしたが、今は社員の方々から感謝されることや難しい事務処理が解決した時、知識が少しずつでも増えている毎日にやりがいと楽しさを感じております。

―――今後、fundnoteを通じて実現していきたいことは何でしょうか?
まずは証券外務員に受かることです。目標は日々更新されるものだと思っておりますが、ある特定の業務や数値に関しては「井口さんに聞けばすぐ分かるよ」と言われるくらいには成長したいなと思っております。目指す姿は、知識ゼロの私に日々ご教授してくださる上司の高橋さんです。
加えて、将来的には今の私と同じように「投資やお金の運用について知識があまりない方」へも、自身の経験を活かすことで同じ目線で寄り添いながら、弊社のファンドを紹介できるようになれたらいいなと思っております。

―――高橋さんのどんなところをリスペクトされているのですか?

社長が「高橋はマジですごい奴」と仰っていた時にやはり凄い人なんだなと改めて認識しました。いつも冷静で落ち着いていて、その上どの立場の方からの質問にも瞬時に応えているところはいつ聞いていても凄いなと実感します。セールスの方やITの方と会話をしているのをみると、部門関係なく会社全体を把握しているなと思いました。とっても尊敬しています!

―――上京する前の井口さんご自身へ、今の自分からのメッセージをお願いします

「上京を悩んでいる自分へ――」
不安と期待で苦しい時期もありましたが、思っていた以上に多くの学びや初体験があり、刺激的な世界が待っていました。

人に頼られることが多く、自分よりも他人のために行動しがちで、断れない性格が短所になることもありますが、今は自分のやりたいことができていると感じています。これからはもっと自分に自信を持ち、バスケットボールで培った根性を活かして、新たな世界に踏み出す挑戦をしていってください!

東京の真ん中で、いま新しい挑戦が始まる


fundnoteは一緒に挑戦してくれる仲間を募集しています!

【採用情報はこちら】→https://www.fundnote.co.jp/careers/


会社概要

会社名:     fundnote株式会社
設立:      2021年8月
代表取締役社長: 渡辺克真
資本金:     140百万円
事業内容:    ・投資運用業・第二種金融商品取引業
         ・適格機関投資家等特例業務
         ・関東財務局(金商)第3413号
         ・一般社団法人 投資信託協会 加入
金商法に基づく表示等はこちらhttps://www.fundnote.co.jp/risk/

  • fundnote
  • クロスオーバー投資
  • スタートアップ
  • ヘッジファンド
  • 投資
  • 投資信託
  • 未上場株投資
  • 株式投資
  • 直販投信
  • 金融

一覧に戻る

よく読まれている記事